水道用不断水内視鏡
水道管路内の現状
さまざまな管内調査を実施した結果、以下のようなとても信じ難い事例が多数観察されました。この現状を踏まえ水道管路内の状況にも目を向け、適切な対応が求められています。
調査の状況
断水を行わずに有圧条件下で水道本管の状況が簡単に観察・調査・検証できる「水道用不断水内視鏡装置」を使用し管内の調査を行うことができます。
- 管路更新時期(老巧管)と工事順位の決定
- 管路更生方法と管更生前の内部状況の掌握
- 最適管網確立支援(管路内の濁質発生の掌握及び原因追及)
- 環境変化による管体・継手部の状況把握
- 消火栓・T字管立上り部の状況調査
- 仕切弁弁体部の調査・対策
- 工事施工後の検査…など
管路内調査状況 |
ピット内での管路内調査状況 |
水管橋での管路内調査状況 |
水道用不断水内視鏡装置の特徴
パソコンで管路内情報のマッピング処理も出来るから調査報告書もラクに作成できます。 |
①不断水で管路内部を撮影できます。 |
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②対象管径はφ75mm以上 |
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③上流側・下流側へ各10m挿入可能 | ||
④耐水圧は0.75MPa |
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⑤カメラ挿入は地下式消火栓や空気弁位置の補修弁を利用しますので、工事が不要です |
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⑥対象管路は、鋳鉄管・ダクタイル鋳鉄管・銅管・塩ビ管・ポリエチレン管等 |
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⑦挿入場所が無い場合でも、サドル分水栓(φ50mm)を介して挿入可能です |
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⑧軽量設計で、1日の作業能力は3~5箇所(管路内状況による) |
調査手順
断水を行わずに有圧条件下で水道本管の状況が簡単に観察・調査・検証できる「水道用不断水内視鏡装置」を使用し管内の調査を行うことができます。
①現状 |
②消火栓取り外し |
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③カメラ挿入 |
④消火栓復旧 |
管内検査報告の実例
新設時の施工不良が原因で発生した事例
管内検査実施の効果
- 管内検査により問題が発見されればその場で施工業者に指導ができ、今後の施工品質の向上につながる。
- 問題が消火栓からの放水洗管等で解決できる場合には即日実施可能。
- 施工品質が向上し、将来的に必要となる水質、管路機能等の維持管理費用の低減につながる。
- 管路寿命も長くなり大きな費用効果が期待できる。
- 管内撮影ビデオの提出
- 管内静止画の提出
管内検査報告書の提出
検査報告書の内容については、全国水道不断水内視鏡調査協会にて精査したものをお客様へ提出いたします。
水道管内カメラ技能講習
日本水機調査内のトレーニングセンターにて、実流装置を使用し、技能講習、営業講習を終了した全国水道管内カメラ調査協会より終了証を持ったスタッフが調査を行います。